巌言象男女貯。6 8 9 10 II 12 .3 .. 187 第七章資料編E対E 検査および研究方法心因性視覚障害児のタイプ別分類とその治療学術発表論文③【心因性視覚障害論文】(1989年)土屋利紀・原回一道・大浦福市津幽康一郎・倉富彰秀・池田美穂子I緒視力障害を訴えて限科を受診した児童のうち.特に身体医学的異常所見を見出し得なL北、わゆる心因性の筏覚障害というべき一群があることはすでに報告されているlい則。今回この心因性視覚障害児について症例研究を重ねながら,図研式親子関係診断テスト(以後親子関係テストとする)および,心理学的検討の中で心因性視覚障害を四つのタイプに分額し治療を試みたので報告する。対島幸は.9田年9月より1983年8月までの1年間に視力低下を訴えて宮崎中央眼科病院を受診した小中学生3,220人のうち,限科的他覚的検査(屈折。中間透先体.眼底,ERG, EOG, VEP,撞干υおよび小児科的.脳神経外科的に器質的疾患が否定された症例で視力視野色覚CFFの四つの眼科的自覚検査においていずれかになんらかの異常所見を認めたものに対しさらに心理学的検査を行レ心因性視覚障害と訟断した村人で男子10人,女子34人である(衰1)。i 眼科的候葦置力検査は冨際標準試視力表(ランドルト環),視野検査はゴールド守γの周辺視野計,色寛検査は石原式東京医大式バ不ルD15を使用,Cppは叡大式中心フリッカ句檀測定器を使用した.2. 心因性のliE状についての調査個々に本人および家接なL、しは本人と関係の深レ人々と面接をmねるとともに。特に視力検査時の行動を観ItL. 親子関係テストも合わせて実施L,つぎの点を倹討した.1) 限科的訴え以外にも一般に心因による心身の陣普を医療法人慶明会宮崎中央自民科病院宮崎大学教育学部e心理学教護きたしやすい傾向が見られるかどうか.2) 心因による種々の心身の不適応状態なり問題行動をきたしやすレ性格特徴がmめられるかと・うか.3) 問題となるような性格特徴の形成および心因による心身の障害{視力障害も含めて)を助長するような養育態度が養育者に認められるかどうか.4) 視力障害の発生,持続に関与してレると思われる心理的要因の有離とその関与の仕方について。以上の暫:#.を総合しながら,個々の!iE例ごとにそり症状を心因性の障害としてとらえるとすれば,また心因性の錬笹としてとられうるとすればその成立メカιズムをどう理解すべきかについて仮説をたて,そしてその仮践から見てどのような心理的治療なり鎌作が必要かつ可能かの治療方針をたてた.この治療法により症状の改善なり変化があるかどうか.これらの仮設の妥当性を積討するため治療方針にそって治療を行い,また,j!lりに症状の改善を見ない場合,それを十卦に説明し得る原因がは勺きりしているか検討した.もし症状の仮説から導いた治療法によって症状の改普がみられず,かっその原密がはっきりしない場合は,その仮鋭そのものに誤りがな\,~‘を再倹討しなおす.このような一連年齢6 7 E十高山:1<' 年齢別男女比: 眼科臨床医者世2 3 2 6 10 • 3・<< -1-。1 。3 。s 5 7 s 8 3 5 i 2 3 8 6
元のページ ../index.html#193