【絆】土屋利紀の肖像
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「宮崎グリーンホテル」の支配人をしている。福一と利紀の共通点について一二点を挙げる。一、人を大事にする。二、思い切ったことをする。三、人を育てる。「自分の使命は利紀先生と福一社長の考え方を従業員に伝えることです」克博は、ラッキーをなでながらこう言った。思い切ったことをする。その一つが一九七三(昭和四十八)年に開業する宮崎グリーンホテルだった。七十室で、総工費は一億三千万円。土屋眼科医院の開業から四年目だ。グリーンホテルはほかの都市にも同じような名前がある。あたかも、全国チェーンのように見せるトリックは都城大丸の命名の仕方と似ている。都城大丸も老舗デパートの「大丸」とまったく関係はなかった。命名法に利紀と福一の相似点を見ることもできる。109 第四章雄飛編都城大丸(2005年)る

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